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良き参謀とは、よく歩きよく話す。中目黒総合事務所 税理士 廣岡実
2013-01-28

相変わらず・・・節税の依頼!?

中小企業経営者は税理士の顔を見ると「・・・で、節税もぜひ・・・」とおっしゃいます。

そもそも節税というのは「本来払わなくても言い税金をきちんと払わないようにする」ことであって、商品の「見積もり」みたいに値切れば値切れるというもんではないんです。となると、ふつ~の税理士先生なら、そういう節税は言われなくてもやっているはずで、だとすると、普通の先生なら税理士先生によって納税額が変わることはないんです。

そう、皆さんが期待する「節税」って、要するに「脱税」になってしまうんですね。

それと、「税金を安くする」と言うことは、売上を少なくするか、仕入や経費を多くすれば良いわけで、売上を意図的に減らすというのは脱税になるし、経費を増やすというのはそれだけ「資金の流出」が多くなるわけで、税金江お減らすために現金の流出を増やすのは、結果として手元に残るお金が少なくなるんですね。計算してみればすぐにわかります。

それと、生命保険や様々な特例を駆使して当座の税金が少なくなったとしても、それはあくまでも、「納税の繰り延べ」に過ぎなくって、どこかでは必ず課税されるんですね。

節税って、そもそも何かを理解しないと、後で痛い目に遭います。

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