toggle
良き参謀とは、よく歩きよく話す。中目黒総合事務所 税理士 廣岡実
2014-09-15

続けると言うこと

毎年9月の今頃には4年前に癌で逝ってしまった大学の後輩の墓参りに行く。大学時代テニスクラブの後輩で、クラブ活動ではあまり顔を合わせることがなかったが、横浜高島屋のテニスバーゲンの店員のアルバイトにはいつも来てくれた。だから、季節になると高島屋では良く会っていた。この後輩が4年前、長い闘病生活の末、亡くなってしまった。二人の子どもと奥さんを遺して。以来、私は命日前後で墓参りしている。大学のクラブ関係者では私だけかも知れない。昨年、一昨年は私の新しい家族と行った。彼の墓前に立つと、いつも涙が出る。二人の子ども成長を道半ばで見られなくなって無念だっただろうなあ・・・と。今日も、これから行って来よう。歩ける限り、続けよう。もっとも、20年もするとこういう手危機的な墓参が増えていくのだろうなあ・・・。

 

76ac6d41433a9a9cacb01eb711ab9402_s

 

もう一人、会社員時代に世話になった上司にもう20年、盆暮れに贈り物をしている。良く、銀行接待で行った稲庭うどんのお店にちなんで、毎回、稲庭うどんだ。現役時代は、実はあまり好きな上司ではなかった。しかし、仕事ではいろいろと教わった。税理士になってからも何かにつけクライアントを紹介してくれた。私はこういう恩は忘れない。

数年前に彼は脳梗塞で半身不自由となった。ここ数年はお会いする機会もなくなった。贈り物をするといつもお礼メールが来る。昨年は、もう、贈り物は要らないと言ってきた。そして今年の中元では、お礼メールもなくなった。風の便りに、介護施設に入ったという。

まあしかし、世話になった事実は変わらない。できる限り贈り続けようと思う。

関連記事