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良き参謀とは、よく歩きよく話す。中目黒総合事務所 税理士 廣岡実
2016-12-01

お知らせ8月号から抜粋1〜事業においては、まずは「リスク管理」

中目黒総合事務所(税理士 廣岡実事務所)では、毎月お客様に「事務所通信」をお送りしています。皆さまのご参考に、一部抜粋してお届けします。

 

事業においては、まずは「リスク管理」

事業を遂行するに当たって、何が一番大事かというと、リスク管理。要するに何か問題が起きてもきちんと事業が遂行できるかどうかの準備をすること。いろんな準備があるなかで何よりもピンチになった事業を救うのは「カネ=資金」なんです。

そうです、事業というのはどんなに赤字が続こうが「カネ=資金」さえあれば潰れない。しかし、「カネ=資金」というのは我々個人と同じように宝くじでも当たらない限り、まとまった金額を手にすることは出来ませんから、基本的には常日頃せっせと然るべき日のために蓄積していくしかないのです。

それには、毎度申し上げているとおり、とにかく業績を黒字にしないといけない。「税金(法人税・所得税)がもったいない・・・」とは思わないでください。何度でも言います。「税金(法人税・所得税)を払わないとお金が貯まらない」というのは、法則なんです。

100万円利益が出ました。税金は30万円です。「あ~この税金、もう少し減らない・・・?」と、経費を50万円使いました。確かに税金は15万円に減ります。しかし、社外に流出するお金は、経費50万円+税金15万円=65万円。35万円しか残りません。おとなしく税金払えば70万円残ったのに・・・。

一方、事業ならではの資金調達があります。「金融機関からの融資=借入」です。ほとんどの中小企業は少ない資本金で事業を始めてしまいますから、基本的に金融機関からの借入に頼らなければならない。個人は住宅ローンや自動車ローン以外は借金すべきではありませんが、会社は積極的に借り入れるべきなんです。「借入」と表現するから気になるのであって、これは「資金調達」なんです。鉄砲で言えば「弾」。人間で言う「食べ物」。

(以下、略)

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