2017-01-16
お知らせ9月号から抜粋2〜株を所有するということ
中目黒総合事務所(税理士 廣岡実事務所)では、毎月お客様に「事務所通信」をお送りしています。皆さまのご参考に、一部抜粋してお届けします。
株を所有するということ
株を所有するということ
上場株式を持つ目的は、基本的には売却益を狙う、配当をもらう、その会社を応援したい気持ちの現れがその動機だと思います。翻って、皆さんのような同族会社の株を持つ意味はどこにあるのでしょう?ほとんどの中小企業は経営者とその家族が株式の大半を保有していますが、仮に皆さんの中にその意識がなくても「会社の支配権をにぎっている」ということにその動機があるとみなされます。支配権を握ると自分の給料も勝手に決められますし、理屈が付けば家族へも給料を支払えるからなんです。
となると、その株式には「潜在的財産価値」が発生します。ですから原則として会社の財産を反映した株価になります。一方、わずかな株数しか保有していない株主は、(いつか)会社から「配当を払ってもらえるだろう・・・」という「配当期待」がその保有目的となるので「配当還元方法による極端に安い株価」となるのです。
(以下、略)
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